企業別サマータイムは意味がありません。
2011-06-02


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「サマータイム 企業などが導入」
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節電などで一部の企業さんが、朝方にシフトする勤務体系をとるようです。これでは、特定の企業さんが早起きして、仕事をする、というだけであまり意味がないのです。そのあたりはおわかりでしょうか?特定の団体や企業だけサマータイムを導入するのでは、意味がないのです。

たとえば、A社の勤務時間が9時−5時。B社さんの勤務時間が7時−3時だとします。A社さんが、変則勤務のB社さんに連絡を取りたいときに、変則勤務の事実を知らなければ、両者が接触できる確率が減るわけです。メールでの連絡が多くを占める時代であっても、企業間の一番最初のビジネスのとっかかりは、やはり電話なのです。電話という連絡インフラは、両者が時間的に同期していなければなりません。

このような勤務体系の大きな「ズレ」は、経済活動のチャンスが減るだけで、早起きする企業さんだけが損をするだけなのです。特定の企業さんの広報部が、「うちでサマータイムやります!」って決定しても、意味がないのです。広報部の方々、大丈夫ですか?私からするとバカじゃないか?と思うのです。

ひるがえって考えると、国家をあげて一斉にサマータイムを導入する必要があります。実は、私はサマータイムの導入には賛成で、そのような研究などをしてきました。

サマータイムが実施された場合の東京(大手町)における夕方の気温と「明るさ」の評価 日本気象学会2007年秋季大会 PDFで読めます。

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朝、みな寝ている時間(東京では朝4時半から6時半くらいまで)の太陽光を有効に使えるようにする必要があります。みなさんはどう考えますか?

写真は私が撮影した、7月下旬のフランス・パリの午後9時9分です!

さて、今日は「人を集める」仕事があり、非常に苦労しましたし、正直、集まるか心配でした。運良く、たくさんの人に集まってもらい、安心しました。人を集めることの大切さ、集まってくれることのありがたさ、感じました。本当にありがたく、感謝しています。
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