写真集「北仙台駅」geocities閉鎖に伴い移行中です。
2019-04-01


写真集「北仙台駅」 写真と文:千葉晃(仙台市出身 在・東京都武蔵野市)

私が撮影した思い出の北仙台駅。70年代後半から80年代の北仙台駅の懐かしい写真をお見せします。

 筆者がはじめてカメラを手にしたのがおそらく7〜8歳で、 最初の被写体がこの北仙台駅でした。カメラはオリンパスのペンEEというハーフサイズ。当時、仙台市中山に住んでいて、堤町の祖父母宅によく行きました。横浜に引っ越してきても、たまに北仙台に逢いに行っています。それは、小さいときから、私にとって「駅」と言えばこの北仙台駅だったからです。

中学校くらいの時に北仙台駅のアルバムをつくりました。きっと誰も見てくれないと思っ ていましたが、インターネットという自由な出版めいたことができる世の中になったので真っ先にこのページを作りました。私よりも若い人たちには昔の「本当の北仙台駅」を見て欲しいし、私と同世代の方には 昔を思い出して懐かしんで欲しいと思います。

北仙台駅は2009年9月29日で開業80周年を迎えました。

※2012年2月19日 田中角栄が北仙台に来た情報を追加しました。

禺画像] 国鉄 北仙台駅(1983年) 仙台駅から仙山線で2つ山形方面に行くと、この駅があります。 はじめてカメラを持ってきたのがちょうど28年前。1979年の夏 でした。七夕が風に揺れています。

禺画像] 北仙台駅前(1983年8月28日 日曜日) 駅前は昔、市電の終点でした。駅舎が小さい割には、駅前はだだ っぴろい。駐車車両だけが目立ちます。今は全面アスファルトに なっていますが、電停時代のコンクリとアスファルトが塗り分け られ、レールの踏面も一部顔を出していて、今にも市電が走って きそうな気分。茶色のカローラ、日産チェリーも懐かしい!写真右端の金物屋には祖母と行った記憶がある。トーコーチェーンもまだある。日立の電気屋さんもあったようです。

禺画像]  三角屋根のモダンな駅(1983年8月28日 日曜日) 駅舎は、おそらく昭和の初期にたてられたものでので、とっても古い。 鳩が屋根で遊ぶ。手前には懐かしいトヨタスターレットが。北仙台に近づくと、駅の裏側にある本山製作所の臭い(金属をいぶしたような鋳造の臭い)がしていました。それが北仙台のにおいなのです。

北仙台駅正面ファサード(1983年8月28日 日曜日) この駅は昭和町からの道路に対して若干斜め位置になっているため、なかなか正面の写真がありません。今思うと貴重なショットになっています。マンサードの屋根は大正から昭和初期にかけて、日本の景気が上向きだったときのトレンドなのでしょう。 ピンク色の相互タクシー?のコロナタクシー仕様が懐かしい(140系でしょうか)。左のランサーも同様です。コカコーラとベルミーコーヒーでしょうかそれともダイドーでしょうか。自動販売機が時代を感じさせます。

駅舎の中(1983年8月28日) 北仙台駅に入ってみましょう。天井が高く、思いの外明るいです。もちろん蛍光灯はたかれてはいましたが。上の写真のような曇天の日でもよく採光されています。窓口前にいるのは私の父です。自動券売機、自動改札など無い、古き良き時代です。手荷物の窓口もあったのですね。

デートが一日ずれていました。私は8月29日かと思っていましたが、やはり28日で合っています。上の写真で写っている父がきっと買ってくれたのでしょう。

北仙台駅前(1983年8月28日) 少しはなれて撮影。真ん中のアスファルトの部分を市電が走っていました。 トーコーチェーン、右に停まっているダットサンのトラック、ともに懐かしいです。


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