禺画像]
たま〜に職場の自転車をお借りして移動するときがあります。自転車は車種が替われば運転フィーリングが大きく異なりますので慣れるまで違和感があります。ただ、同じ車種だとフィーリングは大きく変わらないはずでしょう。
自動車はどうでしょうか。出荷段階での運転フィーリングには、おそらく個体差はないと思われます(噂ですが、MAZDA車は個体差があるらしい・・・)。ただし、クラッチやアクセルの感覚、ギアの渋さなどではきっとクセがついてきて、個体差が出てくると思います。私が個体差があるな〜と思ったのは、もう17前の大型一種の教習時。卒検で、いすゞフォワードの5t車で出発しようとしたときに、クラッチが減っていて左足をすごい上まで上げないと進まず、エンジンをうならせた経験があります。そんなものも個体差の一つでしょう。
さて、航空機の場合は? ある雑誌で読んだことですが、YS-11はエアコンの効き具合などが1機ずつ違うということ。
そもそも、自転車の部品点数は100点以内、自動車は2〜3万点、航空機は200万点などと言われています。
こうやって考えてみると、機械・道具が大型化していけばいくほど、運転フィーリングの個体差が大きくなると思います。かつてのクラシックジャンボは、ワイヤーで方向蛇などを動かしていました。ワイヤーの長さ、おそらく単純に考えて60mはあるはずです。60mのワイヤーは夏はちょっとだけ伸び、冬は短くなる。加えてフェールセーフの考え方から何本かのワイヤーも同じだけ伸縮するわけで、バランスが崩れていきますね。
最近はFBW(フライバイワイヤー)の思想でこれらを電気でコントロールしているわけですから、そのへんは微調整はできると思います。
【道具の個体差】
(1)大きさ・部品点数ゆえの個体差
大 航空機 > 自動車 > 自転車 > 万年筆/包丁 小
(2)部品摩耗・使用クセの個体差
どの道具にも現れるもの → 万年筆 ユーザーへ
包丁の減り 料理人へ
(個人にフィットしていく)
さて、最近すごいな〜と思うのは自動車でも飛行機でも、1個くらいネジをつけ忘れているケースが絶対にあると思うんです。ただ、そういうチェックをどうやってやっているのか、がとても気になります。
もう一つ。自動車の部品、2万個あるわけですよね。部品が1個100円だとすると単純に考えて200万円します。1個平均100円なわけがないので、そう考えると車って部品点数と比較したら安い工業製品だと言えると思います。いかがでしょうか。
写真は、私が高校の時に羽田で撮影した、第三世代の旅客機たちです。こりゃ個体差ありそうですね。
[URL]
【参考】
[URL]
[URL]
[URL]
※部品点数を数えることの難しさもわかりました。例、ベアリングが1個の部品なのか、球の部品まで数えるのか。
セコメントをする